アルトリアグループ(MO)の株価が大きく下落し40ドルを割り込む場面がありました。
その過程はこうです。
8月にフィリップモリスとの合併のニュースが出るも訴訟リスクが大きくなるなど後ろ向きの合併であり嫌気されました。
紙タバコではなく電子タバコの販売も伸ばしたいところではありますが、現在、全米での販売禁止が検討されるなど逆風が吹いています。
インドでは電子タバコの生産・輸入・販売の禁止が発表されました。
中国ではJUULという電子タバコをネット通販で販売したものの数日で販売停止となりました。
これは、米中貿易問題が起因しているといわれています。
これだけの悪材料がでたため株価は急落しているわけですが
チャートと2018年12月期決算までの数字を確認しましょう。
2018年12月期時点では売上、営業利益、当期利益全て「問題ない」と言える決算ではないでしょうか。
ただ、最近の不安材料による株価下落により配当利回りは8%を超えています。
非常に魅力的に映りますが減配リスクやさらなる暴落が待っているかもしれません。
配当が減ったというようなニュースが流れればたちまちまた株価は下落していくことでしょう。
しかしながら、タバコ関連株は得てして今までも訴訟リスクやタバコ離れにより敬遠されてきたわけです。
それによって高配当利回りを実現したくさんの人に富をもたらしてきました。
タバコ業界は参入障壁が高く、他社が簡単に同じような事業に入り込むことはできません。
また、莫大な開発費や設備費も不要であり毎年アルトリアグループがキャッシュフローを稼ぎ出していることを鑑みても投資してみてもいいのではないでしょうか。
要するにアルトリアグループへの投資に妙味ありということです。
アルトリアグループはインカムゲイン株でありますが下落局面で買い進めることでキャピタルゲインも狙うこともできると考えられます。
とにかく、配当が無くなることはないでしょうから「配当再投資を繰り返し、株価が下落したら事業に決定的なダメージがあるのかそれとも不安視されているだけなのか原因を見極めつつさらに買い増すのか否か判断していきたい」と思います。
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