円暴落が示すこと
日本の実質GDPがマイナス成長となり、円が大きく売られています。
1ドル=110円代でしたが
1ドル=112円代まで円が急落しました。
急落したと言っても、私たちが保有する円に悪いことばかりが起きているわけではありません。
このページではそもそも円安とは何か。
円安になるとどのような影響がでるのか。について初心者の方でもわかりやすく紹介していきたいと思います。
※先に重要な話をしてしまうと
稼ぐという観点の話をすると円の暴落が起こった場合外貨を持っていれば儲けになります。
例えば、100ドル持っていた場合1ドル100円から120円に暴落すれば1万円の価値しかなかった100ドルは1万2千円の価値に高まります。
結果をお話した上で解説していきます。
円安とはなにか?
そもそも円安とは円の価値が下がることを意味します。
例えば、今100円を持っているとします。
レートが1ドル=100円の時は、
持っている100円で1ドルに交換できます。
同様に100円を持っていて、
レートが1ドル=105円になったらどうでしょうか?
手持ちの100円は1ドルに交換することができなくなります。
今の話をまとめると1ドル=100円の時は105円になったら両替できなくなったわけです。
ということは1ドル=100円から105円になると円の価値が下がったと言うことができ=円安になったといいます。
別の言い方をすると、1ドルを手に入れるのに100円で良かったのに105円払わなければいけなくなった=ドルの価値は上がり円の価値が下がったためドル高円安ということもできます。
円安になるとどのような影響がでるのか。
一概にどのような影響が出るかは、はっきり言って正確に言い当てることはできません。
一般的に円の価値が低ければ、外国の通貨の価値が上がるため海外旅行に行きにくくなったり、
多くの日本人に影響がでてきます。
その他の影響を独自の見解を含めて紹介します。
そもそも日本は円安に誘導する政策を取っている
日本の企業は円安になると利益が増えます。
なぜなら、日本の大企業は外国でものを売り外国の通貨を多く稼ぎます。
例えばトヨタやホンダ、ユニクロなどです。
外貨を稼ぐということは円に両替した時、円安になっていれば外国の通貨の価値が上がっているため有利になるからです。
それを国が主導して行っているわけです。
円安が進めば外国に対しては円が弱くなる
円安が進むと海外旅行に行くのに不利だという話をしましたが、
このような図式が出来上がるため良いことだとはいえません。
日本は先進国であるので外国に対しても強い「円」を築いていかなければいけないのに
政府主導で円安誘導をするのはちょっと・・・これはもっと考えなければならないことだと思っています。