信用金庫と地方銀行の違いって知ってますか?
やっていることは似てるけど少し違うんですよね。
そんな疑問を解消していきたいと思います。
信用金庫と銀行の違いとは?
信用金庫と地方銀行の違いについて解説しますね。
信用金庫とは?
信用金庫とは、一般の個人や企業等のお金を預金という形で預かったり、融資という形で個人や企業等に貸し出しを行ったりする、いわゆる「金融機関」です。
正式には、「信用金庫法」という法律に基づいて設立される組織で、主に地元の住民や中小企業等に「会員」という立場になっていただいたうえで顧客として取引する、非営利の協同組織という位置
ただし、業務内容としては後述する銀行とは大した違いはありません。
信用金庫業務
一般の銀行と同じように
預金
融資
為替(国内の金融機関向けの振込取引等を取り扱う業務)
外国為替(外国向けの送金や外国企業との輸出入関連取引を扱う業務)
投資商品の販売等のサービス
したがって、信用金庫の立地する地域においては信用金庫は他の金融機関、
つまり銀行や信用組合、郵便局、といった組織と競合してサービス合戦を繰り広げることになるわけです。
信用金庫の平均年収は?
信用金庫の平均年収は、だいたい以下の表の通りです。
信用金庫にかぎりませんが、金融
機関の場合、役が付くほど年収がグンと上がってきます。
やはり金融機関なので、公務員の方と同等、もしくはそれ以上の給与をもらえている感じ
ですね。
年代 | 平均年収 | 備考 |
20代 | 300~430万円 | |
30代 | 370~530万円 | 主任・係長クラスが中心 |
40代 | 480~680万円 | 係長・課長クラスが中心 |
50代 | 615~720万円 | 部長クラスが中心 |
信用金庫の営業ノルマは?
はっきり言って営業ノルマはあります。もっとも大抵は「営業目標」といったように別名で呼ばれています.
今や郵便局でさえ民営化され、営業ノルマがある時代です。
信用金庫としても組織や顧客を守るために地域で他の金融機関と戦わなければなりません。
そのためどうしても「目標」という名のノルマが必要になってくるのです。
ノルマ
預金(特に積立預金の件数獲得)
年金指定(年金の受取口座を自分の信用金庫の口座にしてもらう)の獲得
カードローンやクレジットカードの獲得や
融資(新規取引先の獲得や住宅ローンの獲得)
金融業界の専門用語として、主に個人顧客や中小企業といった、小口の顧客を扱うサービスを「リテール業務」と言いますが、信用金庫のサービスはまさにそれです。
地方銀行とは?
地方銀行というのは、「銀行」という組織です。銀行は「銀行法」という法律にもとづいて設立される組織です。
通常は株式会社の形態を採ります。「銀行」には地方銀行のほか、都市銀行も含みます(いわゆるメガバンクです)。
地方銀行は、基本的に特定の都道府県内を営業地盤としています
最近は銀行の経営環境も厳しくなってきていますので、複数の銀行が経営統合して複数の都道府県にまたがって営業地盤とするケースも増えています。
地方銀行も金融機関ですので、基本的な業務内容は信用金庫とは大きくは異なりません。
ただし、銀行は株式会社として設立されていますから、顧客は会員に捉われることなく、基本的にはすべての個人や企業を顧客とすることができます。
そして民間企業として利益の最大化を目指します。
地方銀行の平均年収は?
結論:信用金庫と大きな差はないですね!
地方銀行には、昔から地方銀行であった銀行と、昔相互銀行といって別の業態であったものが地方銀行となった、いわゆる第二地方銀行の二種類のグループがあります。
平均年収の水準からみても、昔からの地方銀行と第二地方銀行とでは開きがあります(下の表参照)。
ただし、地方銀行の場合、規模や業績等で相当な開きがあり、特に都市圏の大きな地方銀行ではもっと年収水準は高いですし、地方の銀行だともっと少なくなります。第二地方銀行も同様です。
年代 | 平均年収 | 備考 |
地方銀行 | 632万円 | 平均年齢40歳 |
第二地方銀行 | 560万円 | 平均年齢40歳 |
地方銀行の営業ノルマは?
もちろん地方銀行も民間企業ですから、その目的とするところは利益の最大化であり、そのための目標という名のノルマはあります。
信用金庫もそうですが、都市圏の金融機関同士の競争の激しい地域はノルマもきついですし、逆に地方では比較的ゆるやかな地域もあります。
地方銀行にとっても主戦場はリテールです。地元の大企業や中堅企業との安定した取引や、地方公共団体との取引といったものもありますが、リテール分野での戦いというのが営業の中心です。
信用金庫と地方銀行の共通点とは?
ノルマはかなりきつい
信用金庫にしても地方銀行にしても、1軒1軒顧客を訪問して取引のお願いをしたり、商店であれば毎日通って集金したり細々とした取引の依頼に応じたりします。
企業であれば経理部に通って、振込などのいろいろな取引の注文に応じたりします。
その間に融資の提案をしたりします。
このように1軒1軒足繫く顧客のところに通って取引をお願いし、ようやく成約を取り付けて1件の取引獲得なのです。
これを積み上げて実績としなければならないので、双方ともノルマはきついということになるでしょう。
もちろん都市圏の競争の激しいところはなおさらです。
信用金庫も地方銀行も基本は「支店」という狭い世界で毎日の営業活動を行って行きます。
支店の営業マンは、10人未満、または10数人といったところだと思います。
その中で上司から毎日実績管理をされるわけです。そんなところで毎日ガンガン叱咤激励されると、人によっては「追いついていけない!」と辞めてしまう人もいるかもしれませんね。
パワハラ、セクハラが横行している
信用金庫も地方銀行も組織ですから、その中には上下関係があります。
上下関係がある以上、上司からの心無い叱咤やストレス発散に近いような指導といった、パワハラやその類似行為もあるかもしれません。
またどちらも女性の多い職場ですからいわゆるセクハラに近い行為も多発しています。
わたしのいた信用金庫は
女の子を妊娠させて降格
女の子の◯っぱいをもんで降格
女の子の手を舐めて降格
こんなことが普通におきてました。
降格というか犯罪だから!!
まとめ
いかがでしたでしょうか?信用金庫と地方銀行の違いや共通点、といった内容についてご説明しました。
この記事のおさらい
・信用金庫や地方銀行の年収は比較的高い
・但し営業地域によって年収には結構違いがある
・しかし営業ノルマはある!(しかもきつい)
・パワハラやセクハラもある
・就職を考えるならよく検討を!
こんな違いがありつつ似たようなことをやっているので、オワコンだという結論はかわりませんw
以上テンツクでした。