あー仕事辞めたいな。
仕事行きたくないなー。
でも仕事きついから辞めたいって甘えなのかな。
親の前で言ったら、甘えないのって言われた。
こんな複雑な気持ち感じていませんか?
仕事辞めたいのは甘えているからと我慢していませんか?
私も仕事を辞めたいのに甘えだと思って辞めることが出来なかった1人でした。
この記事では、20代で仕事辞めたいと思うのが甘えだと感じ続けるとどうなってしまうか、私の体験談を赤裸々に語っています。
そして仕事をためたいと思うことが甘えととらえられる原因や甘えと思われないポイント、
自分が辞めるべきか悩んでいる方の対処法を徹底解説します。
自己紹介
地方では有名な工業高校を卒業し成績もよかった私は、超大手製造会社へ就職。
しかし、職場希望で最下位にした絶対にいきたくなかった職場に配属。
さらに、男性ばかりの職場で直属の上司から執拗なセクハラとパワハラ。
心身共に病み、結局私は3年で会社を辞めました。
しかし、せっかく入った大手会社を辞めたことを後悔したくない!
そう思った私は、しっかり稼いで心身共に健康な生活を手に入れると心に決めて転職しました。
その後、出産や育児を経て何度か転職しましたが、今は在宅ワークでストレスフリーな生活を送っています。
この記事では、私と同じように仕事の悩みがある人に役立つ情報を発信しています。
【体験談】20代で仕事辞めたいを甘えと感じた結果…
私は、大手製造会社へ入社して3年がたったころ、仕事を辞めたいと感じて退職した経験があります。
20代で仕事が辞めたいという気持ちを甘えだと感じていた私は、我慢し続けた結果、精神的に病みました。
というのも、周りからの影響で辞めたいと思うことが甘えであると思い込んでいたからです。
私は直属の上司から執拗なセクハラ、パワハラにあっていました。
しかし、昭和の風潮が抜けない会社で、私へのハラスメント行為にはみんな見て見ぬふりでした。
私は、母や身内に「仕事を辞めたい」と相談しました。
しかし、女で一つで育てた母は大手企業を辞めることに反対しました。
自分はどんなきつい時も生活のために辞めれず、泣きながらでも頑張ってきて結果的に良かったと。
私は母の話を聞いて、20代で仕事辞めたいと思うことは甘えだ、もっと頑張らなければと思いました。
しかし、ハラスメントに耐え切れなくなった私は日常的に涙が出てくるようになり仕事へ行けなくなりました。
このままでは精神疾患を患い、この先まともに働けなくなると思った私は自分で辞めることを決意。
おかげで病院にかかることなく回復し、普段の自分に戻ることが出来ました。
しかし、辞めたからには絶対に後悔しない生き方をしようと心に決め、仕事に奮闘しました。
まだ20代だったため、年齢を気にせずやりたい仕事にがむしゃらに取り組むことが出来ました。
今では、母や身内から
「本当に仕事辞めてよかったね」
「今の方がいきいきしてていいね」
と褒められるほど充実した日々を過ごしています。
私自身の経験をもとに、仕事を辞めたいと思った人が行動すべき2つのことをまとめました。
- 本当に辞めたい時は無理せず辞める
- 辞めた後にやるべきことを明確にして行動する
この2つさえ守れば、あなたの仕事を辞めたいと思っている気持ちは甘えなんかではありません。
20代が仕事を辞めたいと思う理由
20代で仕事を辞めたいと思うと、
「甘えているんじゃないか?」
「つらいと思うのは子供なのだろうか?」
と考えてしまうと思います。
しかし、私は本当に仕事を辞めたいと思っているのであれば辞めるべきだと思います。
抱えている悩みや大きさは人それぞれ違うからです。
では、20代で仕事を辞めたい人はどのような悩みを抱えているのでしょうか?
ハラスメント行為がある
まずは、私も経験したハラスメント行為があるという理由です。
近年、様々なハラスメント行為が問題となっています。
中でも、下記の代表的なハラスメント行為はあらゆる企業でも後が絶ちません。
- パワハラ(パワーハラスメント)
- セクハラ(セクシャルハラスメント)
- モラハラ(モラルハラスメント)
これらは環境によってはなかなか言い出せず、我慢してしまうケースが多いです。
また、私のように注意しても受け止めてもらえないこともよくあります。
不快に感じることは「甘え」なんかじゃありません。
このようなハラスメントが続く仕事を辞めたいと思うことも自然のことです。
人間関係が悪い
次は、人間関係が悪いという理由です。
「学生の頃は友達とうまく付き合えていたのに。」
「年の差が離れすぎて仲良くなれない」
このような20代は多いと思います。
学生の頃は同世代で気の合う友達とだけ関わっていましたが、仕事はそうはいきません。
人間関係がうまくいかなければ、仕事も上手くいかないものです。
「仕事は楽しいのにあの人がいるから会社に行きたくないな」
と憂鬱な気持ちで過ごす必要は全くありません。
どの仕事についても人間関係はあるからという意見もありますが、転職してみないことには分かりません。
そもそも人間関係が苦手な人は、個人で仕事をすることも出来るので自分に合った環境を探してみましょう。
キャリアアップしたい
続いて、キャリアアップしたいという理由です。
これは上記2つに比べて比較的ポジティブな理由に感じますね。
ですが、仕事を辞めようと思うと以外に躓くこともあります。
会社に引きとめられたり、せっかくコミュニケーションが取れたのにと感じることも。
まだまだ上を目指せると夢を見るのは、「甘え」ではなく「向上心」です。
挑戦することは大切です。
特に20代のうちは、転職してまだまだキャリアアップが目指せる時期です。
もどかしい気持ちがあるのならば、一歩踏み出してみてはどうですか?
福利厚生や給与へ不満がある
次は、福利厚生や給与へ不満があるという理由です。
- 毎日重労働なのに給料これだけ…
- 働きたいのに育児しながらこの環境じゃ働けない
と、働く気力がなくなってしまっていませんか?
企業によって福利厚生や給与は全く異なります。
勤めた仕事が好きならば、その仕事のまま環境の合う企業へ転職すればいいだけです。
上記で書いたキャリアアップにもなりますし、30代、40代とどんどん自分の家庭環境も変わっていくでしょう。
20代のうちから転職しにくいと感じるかもしれませんが、今の自分に合った仕事に就くのは普通のことです。
私も結婚、出産に伴い仕事を変えてきました。
自分の働きやすい環境でストレスフリーに働くのが一番だと実感しています。
他にやりたいことがある
最後は、他にやりたいことがあるという理由です。
「夢はあるけど、現実的じゃないから」
「大好きなことを仕事にしたいけどそんな甘くないから」
と、自分の本当の気持ちを「甘え」と捉えてしまい込んではいませんか?
20代に限らず、夢を見たり好きなことで生きていくのは決して甘えなんかではありません。
むしろ20代のうちだからこそ挑戦出来ることもあります。
今行動しなければ今後もっと行動しにくくなりますよ。
20代である今を大事に、好きなことややりたいことに挑戦してみることはとてもいいことだと私は思います。
20代で仕事を辞めたいが甘えと思われる原因
では、なぜ20代で仕事を辞めたいということが「甘え」と捉えられてしまうのでしょうか?
考えられる原因を4つ挙げてみました。
辞めたい理由が理解できないから
1つ目は、辞めたい理由が理解できないからです。
20代で仕事を辞めた経験のない上司や親に
「仕事を辞めたい」
と言っても
「うん、いいよ」
とならないのは当然のことです。
むしろ上記のように仕事を続けてきた人たちは、仕事を辞めずに続けてよかったと思っています。
しかし、考え方は人それぞれです。
自分の人生は自分にしか分かりませんから、
- 辞めて違う仕事に取り組む自分
- 辞めずに今の仕事を続ける自分
を想像して、決意できたのなら自分で決めたその人生を歩むのが一番です。
1つの仕事を長年続ける時代があったから
次は、1つの仕事を長年続ける時代があったからです。
今となっては、副業したり転職することはよくあります。
しかし、昭和から平成と、就職は今後の人生を決める最大の出来事かのような捉え方をされていました。
結婚相手にも、大手企業に就職していたり、高収入であればあるほどいいという考え方が一般的でした。
忍耐力が身について立派だという考えも聞いたことがあります。
そのような人たちからすると、仕事を辞めるということは受け入れ難いのだと思います。
好きなことを仕事にする、やってみたいことに挑戦する気持ちは悪いことではありません。
否定したいわけじゃないけど、強く背中を押すことも出来ないのが本音です。
同じことを繰り返すと思われているから
次の原因は、同じことを繰り返すと思われているからです。
20代で仕事を辞めるとなると、勤続年数が浅いですよね。
「どうせ転職してもまたすぐ辞めるよ」と思われても仕方ありません。
辞める会社の人にどう思われようが関係ありませんが、親や身内には心配をかけてしまいます。
ここで大切なのは、辞めた原因を考えて、次にどう行動するかです。
人間関係で退職したなら…
なにかスキルを身に着けて、個人事業をした方が向いているかもしれません。
男性からのセクハラに悩んだなら…
女性職場を選ぶといいでしょう。
育児との両立が難しかったなら…
育児に理解のある会社に絞って就職活動を行うといいですね。
このように、辞めた後に同じことを繰り返さないようにしっかり考えて退職を決めるようにしましょう。
私も仕事を辞めた当時は、親や身内がとても心配していました。
しかし、やりたいことを探し、そこに向かって前向きに取り組んでいる姿勢を見て応援してもらうことが出来ました。
何度も何度も仕事を辞めたい人なんていないはずです。
今回仕事を辞めたいと感じたのなら、次は辞めなくて済む様な仕事選びをしてみましょう。
夢を見ているととらえられるから
最後の原因は、夢を見ているととらえられるからです。
20代が仕事を辞めたい理由にもありましたが、
- キャリアアップしたい
- 他にやりたいことがある
- 給与に不満がある
このような理由は「夢を見るな」と言われることがよくあると思います。
これも、決められた仕事を一筋に頑張ってきた上の世代とのギャップなのでしょう。
しかし、何度も言いますが今はそんな時代ではありません。
好きなことややりたいことを仕事に出来ることはとても素晴らしいことですよね。
チャレンジして失敗してしまってもいい経験になります。
むしろ、チャレンジすることを躊躇していたら何も始まりません。
夢を見ているかどうかはやってみないと誰にもわかりません。
恐れることなく、夢に突き進んでみましょう。
20代で仕事を辞めるのが甘えと思われない2つのパターン
世代間のギャップや、今までの人それぞれの経験から
仕事を辞めたい20代のことを「甘え」だととらえる人がいると分かりましたね。
では、どういう状態だと「甘え」だととらえられないのでしょうか。
2つのパターンについて解説していきます。
心が病んでいる・病みかけている
まずは、心が病んでいるまたは病みかけているパターンです。
病んでいる・病みかけているパターンの場合、仕事を辞めたいという気持ちに絶対に素直になってくださいね。
自分は病んでいるのか、判断できない人もいると思います。
- 仕事に行こうとすると涙が出る
- 脳ではわかっているのに体が動かない
- 活動量が減る、何に対してもやる気がなくなる
- 食欲がない
仕事を辞めたいと感じていて上記のような症状がある人は要注意です!
まずはすぐ病院にかかって、医師の診断を仰ぐといいと思います。
私のように「甘えているだけだ」と我慢していたら取り返しのつかないことになりかねませんよ。
仕事から逃げることも大切な一歩です。
殻に閉じこもらず、これからのことを考えて判断してみましょう。
前向きに行動できる
もう一つは、前向きに行動できるパターンです。
精神的に病んでいる訳ではないのなら、退職時に前向きに行動できていると「甘えている」と思われにくいです。
悪い例
「とりあえずだるいから辞める~。やりたいことはこれから見つける~」
「上司がうざいから辞めたいけど、転職しても働ける気がしない」
こんな状態では誰も認めてくれませんし、甘えているなと思われても仕方ありませんよね。
良い例
「退職して、今より働きに対する給料が見合っている〇〇会社を受けたいと思っている」
「人付き合いがどうしても苦手だから、今の経験を生かした個人事業を〇〇か月以内に始めようと思っている」
これだとどうでしょう?
仕事を辞めたいと思っていても、その理由や今後の方針、計画を明確にしておくだけで
「辞めた後のことまで考えていっているんだな」
というのが伝わりますよね。
本当に辞めたいと意思がしっかり固まっているのであれば、辞めてどう過ごしていくかまで明確に考えて行動に移してみましょう。
そうすれば、家族や周り人からもしっかりサポートしてもらえて心強いですよ。
自分が20代で仕事を辞めていいか悩んだら
ここまで読んでみたけど、やっぱり20代でこのまま仕事を辞めていいかどうか分からないという方もいますよね。
下記にそんな悩んでいる人に試してほしい対処法を5つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
趣味に没頭してみる
まずは、趣味に没頭してみましょう。
久しぶりに漫画を読んでみたり、美容にこだわってみたり、旅行に行ってみたり…
仕事のことでいっぱいいっぱいになっている頭を、他のことに使ってみましょう。
そうすると何に悩んでたんだろうと感じたり、辞める決心がついたり、気持ちをリセットすることが出来ますよ。
また、新たな趣味を見つけて他のことに興味を持つのもいいと思います。
次にしたい仕事が見つかるかもしれません。
人に相談してみる
人に相談するのも一つの手ですね。
やはり悩みというのは一人で抱え込んでしまいがちです。
家族でも親友でも誰かに打ち明けることが出来たら、大した悩みではなくなっていることも。
同じ会社の人に相談して、その人が協力してくれて職場環境を改善できるかもしれません。
気楽に周りの人を頼ってみましょう。
相談されていやな気持ちにはなる人はいません。
実際に転職サイトで仕事を探してみる
仕事を辞めたいなと感じていても、これからの自分がどうなるのかイメージできずにとどまっていませんか?
そんな時は、実際に転職サイトで仕事を探してみましょう。
やりたい仕事の求人があるかもしれません。
やりたい仕事がない人も福利厚生や仕事内容から検索して自分に合った仕事選びが出来ます。
また、転職サイトを見てみると、意外に今の会社が一番いいじゃん!と感じることもありますよ。
もし、転職サイトで探しても自分のやりたい仕事が見つからない場合は、スクールや資格を取ることを考えてもいいと思います。
会社に掛け合ってみる
なかなか勇気がいる対処法です。
しかし、根本の悩みを改善するには会社に自ら掛け合ってみるのがいい方法だと思います。
- ハラスメント行為がある
- 会社はいいが配属先が合わない
- 企業自体が未熟で制度が整っていない
このような場合は、その会社にも職場環境を整えるメリットがある為、むしろ発言して褒められる可能性が高いです。
実際に声を挙げてみると複数の意見が上がるかもしれません。
辞めずに解決すれば悩むこともありません。
一度仕事を休んでみる
最後の方法として、一度仕事を休んでみてもいいと思います。
私も会社を辞める前に、長期休暇を取り自分の趣味の時間にあててみました。
休んで仕事のことを考えない日々を過ごすと、力が抜けて楽になりました。
ごちゃっとまとまらなかった考えが整理され、改めて仕事を辞めたいと決意が固まりました。
一度仕事を休むと、復帰しにくいと感じるかもしれません。
ですが、まずは自分がどうしたいのか、落ち着いて考えるいい機会になりますよ。
まとめ
今回は、20代で仕事を辞めたいというのは甘えなのか?体験談を踏まえて徹底解説しました。
まずはおさらいしましょう。
この記事のおさらい
20代で仕事を辞めたいは甘えじゃない!
辞めた後にやるべきことを明確にする
抱えている悩みは人それぞれ違う
今までの経験から甘えと捉える人もいるが気にしない
病んでいるor前向きに行動できるなら今すぐ辞めよう
20代で仕事を辞めていいか悩んだら対処法を試してみる
中には、このような人もいるでしょう。
「いや、やっぱり自分が仕事を辞めたいと思うのは甘えだ。もっと頑張らないといけない。」
その考え方もいいと思います。
しかし、ストイックに頑張るあまり、自分を失ってしまっては取り返しがつかないことになりかねません。
家族のために、自分のために頑張る気持ちがあるのなら、一回立ち止まって休んでみてください。
自分はまだそこで頑張るべきなのか、別の道へ進むべきなのか。
やりたいことに信念をもって進むことはとてもかっこいいと私は思います。
まだ20代ですが、されど20代です。
挑戦をするのも失敗をするのも今のうちではないでしょうか?
後悔しない人生を歩めるように、自分に素直に生きてみてはどうですか?